10 1月 軽症のコロナ治療薬、ゾコーバについて
こんにちは。くれはキッズクリニックの草開です。富山市で個室対応の小児科クリニックを運営しております。
今回は軽症のコロナ患者さんの治療薬、ゾコーバをご紹介いたします。
2023年1月10日現在、コロナウイルスの治療薬は10種類あり、発症からの時期や、重症度によって適切なお薬が選ばれます。
COVIDー19に対する薬物治療の考え方 第15版(2022年11月22日)から引用
ゾコーバは、エンシトレルビル フマル酸という成分のお薬で、軽症かつ発症から3日以内の方が対象となります。
年齢は12歳以上からで、妊娠可能性のある方は使えず、併用できないお薬も多くあります。
効果はどれほどかというと、通常7日前後続く鼻水または鼻づまり、喉の痛み、咳の呼吸器症状、熱っぽさまたは発熱、倦怠感の症状が、24時間早く良くなった、というものです。
劇的に症状が改善するわけではなく、重症化や死亡リスクを減らすといった効果はいまのところ確率されてはいません。
医学的には積極的に皆さんにお勧めするものではないように思います。自宅療養の期間が短くなったりするわけでもありません。
重症化リスクのある方は、モルヌピラビルや、ニルマトレビルといった効果が証明されているお薬がありますのでそちらで対応します。
軽症で、1日でも早く症状を取りたいとなると、受験生やアスリートの方でしょうか。
当院で処方することは可能ではあるので、もしご希望がございましたら公式LINE(https://lin.ee/IGSMBo1)を登録いただき、Web予約、問診票をご記載のうえ受診いただけますと幸いです。
なお、在庫の関係上、1日4名様までしか対応できかねますのでご了承ください。